KINOTOCOのリノベーションも進んでいますが、ギャラリーに置く家具の製作も工房で進んでいます。
(製作担当:高橋)
ナラを使ったカフェテーブル。見える部分に使うほぞは、ちょっと変わった丸いカタチでで組み上がります。
また、天板と脚を接続する為に今回用いたのは、送り寄せ蟻という技法。
天板が反るのを防ぐために蟻(アリ)という台形状の部材で天板を脚部材に吸い付けるように固定します。
よくある普通の吸い付き棧の場合、この台形部材が一本繋がっており、天板の端にも台形状の溝を加工した跡が見えてしまうのですが、この送り寄せ蟻は蟻部材がブロックごと別れているので、台形状の穴とそこに滑り込ませるために落とす穴を彫り込むカタチになるため、天板の外観にか溝加工が出ず、つまり、要するに、手間はかかりますが組み上げた後キレイに仕上がるのです!(日本語の説明が絶望的に下手すぎる…)
その組み方は完成後には見えなくなってしまうのですが、よーく見ると「これ、どうやってくっついてるんだろう?」とちょっと不思議に思う技法なんです。
あとは、面取りなど細部の仕上げと塗装をしたら完成のようです!
(投稿:小林)